コーディングを学んでいて、
「案件を受けてみたいけど、実際にどんな流れで進むんだろう…」と思うことはありませんか?
現場での流れって、なかなかイメージしづらいですよね。
- 連絡が来たら、まず何を確認すればいいの?
- お見積りってどのタイミングでするの?
- 作業を始める前に、どんな準備をしておけばいいの?
- 完成したら、どうやって納品すればいいの?
実は、案件の流れには決まったパターンがあります。
この流れを知っていれば、「次は何をすればいいか」が分かるようになります。
この記事では、フリーランスのコーダーが実際の案件を進める流れを、ステップごとに解説します。
読み終わった後には、実際に案件を受けた自分の姿をイメージできるようになっているはずです。
それでは、実際の案件の流れを見ていきましょう!
案件の全体像を把握しよう
まず、案件の全体像を把握しましょう。
フリーランスのコーダーの場合、おおまかに以下のような流れで進みます。
- 依頼と要件確認
- お見積り
- 契約
- コーディング作業と進捗連絡
- 確認
- 修正
- 納品
では、一つずつ見ていきましょう。
案件の流れ
ステップ1:依頼と要件確認
ご相談を受ける
まず、クライアント(お客さん)から依頼が来ます。
依頼が来る方法は様々です。
- パートナー会社さんからのご相談
- 案件サイト(クラウドワークス、ランサーズなど)
- 知人からの紹介
- 直接の連絡(SNSやメールなど)
依頼が来たら、まずは案件の内容を確認します。
どんなサイトを作るのか、どんな機能が必要なのかを確認しましょう。
要件確認のポイント
依頼と同時に、要件確認も行います。要件確認とは、「どんなものを作るのか」を詳しく確認することです。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- どんなデザインか
- デザインデータの形式は何か(Figma、Adobe XD、Photoshopなど)
- スマホのデザインはあるか
- どのツールやシステムを使うか(WordPressなど)
- どんな機能が必要か(お問い合わせフォーム、アニメーションなど)
- いつまでに完成させればいいか
不明点は遠慮なく質問
「こんなこと聞いても大丈夫かな…」と不安になるかもしれませんが、不明点は遠慮なく質問しましょう。
最初に確認しておくことで、後でトラブルになることを防げます。
クライアントも、分からないことを質問してくれる人の方が安心できます。
積極的に質問する姿勢は、良い印象を与えますよ。

↓そもそもどうやってお仕事見つけるの?と思った方はこちら!
ステップ2:お見積り
要件確認が終わったら、お見積りを作成します。
お見積りとは、「この作業にいくらかかるか」を計算して、クライアントに伝えることです。
作業内容と必要な時間を考えて、適切な金額を算出します。

クライアントがお見積りを確認して、問題なければ次のステップに進みます。
ステップ3:契約
お見積りが承認されたら、契約を結びます。
契約とは、「この内容で作業を進めます」という約束をすることです。
契約書の締結
作業内容、報酬、納期などを書面で明確にします。契約書は、トラブルを防ぐために大切なものです。
口約束ではなく、書面で残すことで、後で「言った」「言わない」というトラブルを防げます。
内容をしっかり確認して、分からないことは質問しましょう。

契約が完了したら、いよいよ作業開始です!
ステップ4:コーディング作業と進捗連絡
契約が完了したら、いよいよコーディング作業です。
デザイン通りに再現し、スマホやタブレットでも正しく表示されるように対応します。
定期的な進捗連絡が大切
コーディング作業中は、定期的に進捗を連絡することが大切です。
- 週に1~2回程度
(はじめのうちはまだお互いに信頼関係がないので、2日に1回送るくらいでもよいでしょう。) - 問題が発生した時はすぐに連絡
- 現在の進捗状況(何%完了など)
- 順調に進んでいるか、問題はないか
進捗連絡をすることで、クライアントは安心できますし、問題があれば早めに対処できます。
「連絡しすぎかな…」と心配になるかもしれませんが、連絡は多めの方が安心してもらえますよ。
ステップ5:確認
コーディング作業が終わったら、確認のステップです。
以下の項目を丁寧に確認しましょう。
- デザイン通りになっているか
- ホバーしたときに想定通りに動作するか
- リンクは正しく動作するか
- スマホで見た時に崩れていないか
そして、自分のできる100%の状態でクライアントに提出します。
ステップ6:修正
クライアントから修正依頼が来ることがあります。
修正依頼が来たら、快く対応しましょう。
修正の時の印象が、次も案件の相談を貰えるかを左右します。
丁寧に対応することで、クライアントからの信頼も得られ、次の案件にもつながります。
ステップ7:納品
修正が完了して、クライアントからOKをもらったら、納品です。
納品方法は主に2種類あります
(案件によって、別の納品方法の場合もあります)
- ソースコードの送付
- HTML、CSS、JavaScriptファイルを整理して送る
- ZIPファイルにまとめて送ることもある
- 不要ファイルは削除しておきましょう
2. サーバーへのアップロード
- クライアントのサーバーに直接アップロードする(自分のサーバーのこともある)
- FTPなどの方法でファイルをアップロード(FTPはログイン情報をもらう)
納品が完了したら、請求書を送って、支払いを受け取り、完了です!

お疲れ様でした!
まとめ
いかがでしたか?
フリーランスのコーダーが実際の案件を進める流れを、ステップごとに見てきました。
案件の流れのおさらい
- 依頼と要件確認 – どんなものを作るか確認
- お見積り – 作業内容と報酬を計算
- 契約 – 内容を約束
- コーディング作業と進捗連絡 – 実際にコードを書く、定期的に連絡
- 確認 – 自分のできる100%の状態で提出
- 修正 – 快く受け、丁寧に対応
- 納品 – ソースコードの送付またはサーバーへのアップロード
ご自身が案件を進めている姿を、イメージできたでしょうか?
まずはポートフォリオを作ったり、案件サイトに登録したり、少しずつ準備を進めてみましょう。
一歩踏み出すことが、次の経験やスキルアップにつながります。

皆さんが実務で活躍する日を、楽しみにしております!
