実際の案件ってどんな流れ??

コーディングを学んでいて、
「案件を受けてみたいけど、実際にどんな流れで進むんだろう…」と思うことはありませんか?

現場での流れって、なかなかイメージしづらいですよね。

  • 連絡が来たら、まず何を確認すればいいの?
  • お見積りってどのタイミングでするの?
  • 作業を始める前に、どんな準備をしておけばいいの?
  • 完成したら、どうやって納品すればいいの?

実は、案件の流れには決まったパターンがあります。
この流れを知っていれば、「次は何をすればいいか」が分かるようになります。

この記事では、フリーランスのコーダーが実際の案件を進める流れを、ステップごとに解説します。
読み終わった後には、実際に案件を受けた自分の姿をイメージできるようになっているはずです。

それでは、実際の案件の流れを見ていきましょう!

案件の全体像を把握しよう

まず、案件の全体像を把握しましょう。
フリーランスのコーダーの場合、おおまかに以下のような流れで進みます。

  1. 依頼と要件確認
  2. お見積り
  3. 契約
  4. コーディング作業と進捗連絡
  5. 確認
  6. 修正
  7. 納品

では、一つずつ見ていきましょう。

案件の流れ

ステップ1:依頼と要件確認

ご相談を受ける

まず、クライアント(お客さん)から依頼が来ます。

依頼が来る方法は様々です。

  • パートナー会社さんからのご相談
  • 案件サイト(クラウドワークス、ランサーズなど)
  • 知人からの紹介
  • 直接の連絡(SNSやメールなど)

依頼が来たら、まずは案件の内容を確認します。
どんなサイトを作るのか、どんな機能が必要なのかを確認しましょう。

要件確認のポイント

依頼と同時に、要件確認も行います。要件確認とは、「どんなものを作るのか」を詳しく確認することです。

確認すべきポイントは以下の通りです。

デザインについて
  • どんなデザインか
  • デザインデータの形式は何か(Figma、Adobe XD、Photoshopなど)
  • スマホのデザインはあるか
機能について
  • どのツールやシステムを使うか(WordPressなど)
  • どんな機能が必要か(お問い合わせフォーム、アニメーションなど)
納期について
  • いつまでに完成させればいいか

不明点は遠慮なく質問

「こんなこと聞いても大丈夫かな…」と不安になるかもしれませんが、不明点は遠慮なく質問しましょう
最初に確認しておくことで、後でトラブルになることを防げます。

クライアントも、分からないことを質問してくれる人の方が安心できます。
積極的に質問する姿勢は、良い印象を与えますよ。

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ステップ2:お見積り

要件確認が終わったら、お見積りを作成します。
お見積りとは、「この作業にいくらかかるか」を計算して、クライアントに伝えることです。

作業内容と必要な時間を考えて、適切な金額を算出します。

クライアントがお見積りを確認して、問題なければ次のステップに進みます。

ステップ3:契約

お見積りが承認されたら、契約を結びます。
契約とは、「この内容で作業を進めます」という約束をすることです。

契約書の締結

作業内容、報酬、納期などを書面で明確にします。契約書は、トラブルを防ぐために大切なものです。
口約束ではなく、書面で残すことで、後で「言った」「言わない」というトラブルを防げます。

内容をしっかり確認して、分からないことは質問しましょう。

契約が完了したら、いよいよ作業開始です!

ステップ4:コーディング作業と進捗連絡

契約が完了したら、いよいよコーディング作業です。

デザイン通りに再現し、スマホやタブレットでも正しく表示されるように対応します。

定期的な進捗連絡が大切

コーディング作業中は、定期的に進捗を連絡することが大切です。

進捗連絡のタイミング
  • 週に1~2回程度
    (はじめのうちはまだお互いに信頼関係がないので、2日に1回送るくらいでもよいでしょう。)
  • 問題が発生した時はすぐに連絡
進捗連絡の内容
  • 現在の進捗状況(何%完了など)
  • 順調に進んでいるか、問題はないか

進捗連絡をすることで、クライアントは安心できますし、問題があれば早めに対処できます。
「連絡しすぎかな…」と心配になるかもしれませんが、連絡は多めの方が安心してもらえますよ。

ステップ5:確認

コーディング作業が終わったら、確認のステップです。
以下の項目を丁寧に確認しましょう。

確認事項(大切!)
  • デザイン通りになっているか
  • ホバーしたときに想定通りに動作するか
  • リンクは正しく動作するか
  • スマホで見た時に崩れていないか

そして、自分のできる100%の状態でクライアントに提出します。

ステップ6:修正

クライアントから修正依頼が来ることがあります。

修正依頼が来たら、快く対応しましょう
修正の時の印象が、次も案件の相談を貰えるかを左右します。

丁寧に対応することで、クライアントからの信頼も得られ、次の案件にもつながります。

ステップ7:納品

修正が完了して、クライアントからOKをもらったら、納品です。

納品方法は主に2種類あります
(案件によって、別の納品方法の場合もあります)

  1. ソースコードの送付
  • HTML、CSS、JavaScriptファイルを整理して送る
  • ZIPファイルにまとめて送ることもある
  • 不要ファイルは削除しておきましょう

2. サーバーへのアップロード

  • クライアントのサーバーに直接アップロードする(自分のサーバーのこともある)
  • FTPなどの方法でファイルをアップロード(FTPはログイン情報をもらう)

納品が完了したら、請求書を送って、支払いを受け取り、完了です!

お疲れ様でした!

まとめ

いかがでしたか?
フリーランスのコーダーが実際の案件を進める流れを、ステップごとに見てきました。

案件の流れのおさらい

  1. 依頼と要件確認 – どんなものを作るか確認
  2. お見積り – 作業内容と報酬を計算
  3. 契約 – 内容を約束
  4. コーディング作業と進捗連絡 – 実際にコードを書く、定期的に連絡
  5. 確認 – 自分のできる100%の状態で提出
  6. 修正 – 快く受け、丁寧に対応
  7. 納品 – ソースコードの送付またはサーバーへのアップロード

ご自身が案件を進めている姿を、イメージできたでしょうか?

まずはポートフォリオを作ったり、案件サイトに登録したり、少しずつ準備を進めてみましょう。
一歩踏み出すことが、次の経験やスキルアップにつながります。

皆さんが実務で活躍する日を、楽しみにしております!